せっかくのマイホーム、綺麗な空間を保ちたいですよね。
綺麗をキープしたいけど片付けが苦手…
私もそんな一人です。
建築士なのに家が汚いのは嫌だと思い、「適切な収納スペース」をじっくり検討しました。
おかげでストレスなく綺麗な空間を保てるように!
ズボラな私ですが、動線やライフスタイルに合った収納を作ることで片付けへの苦手意識がなくなりました!
- 朝のスケジュールと実際の間取り図の紹介
- 間取りを検討するときの収納ルール
建築士で住宅設備アドバイザーの私、りこ(@rico_archi_myhome)が生活動線を意識した収納について解説します。
収納は生活動線を意識した間取りが良い
床面積10%の収納が確保出来たら終わり!ではありません。
それぞれの家族によって収納スペースのベストな位置・大きさは違います。
家族によってライフスタイルは変わる。
そうすると生活動線も変わるもの!
生活動線を意識して収納スペースの位置や大きさを検討すると、
- 出かける準備が短縮できる
- 片付けが下手でもストレスなく綺麗な部屋を保てる
- 子どもが自分で準備や片付けができるようになる
こんなメリットがあるのです。
朝のスケジュールと実際の間取り図を紹介!
間取りと私の朝のスケジュールを見比べてみます。
①起床→トイレ
②スキンケア
③洗濯物の片付け
④子どもを起こす
⑤朝食準備、
水筒など準備
⑥食器片付け
⑦子どもの手伝い
(歯磨き、洗顔)
⑧子どもの手伝い
(着替え、検温)
⑨帳面記入
⑩自分の準備
(メイク&着替え)
⑪持ち物チェック
⑫出発
とくに忙しい朝は、何度も1階と2階を行ったり来たり…なんて避けたいですよね。
朝の生活動線を間取りに落とし込むことで、生活動線と収納の関係が分かります。
間取り検討時の収納ルール
では実際にどのように収納を検討したらよいでしょうか。
間取りを検討するとき、どのように収納スペースを決めたら良いのか、ルールを3点解説します!
ルール1:生活動線を考える
まずは生活動線を考えましょう。
- 朝起きてからの行動は?
- 帰宅したら荷物はどこに置く?
- 手を洗った後着替える?
1日の行動を一度紙に書き出してみましょう。
家族の行動も書き出してね!
1日の行動が分かれば、生活動線を間取り図に書き込むことができますね。
ルール2:使う場所にしまえる収納を作る
ルール1で書き出した、1日の行動と生活動線。
この行動の中でどんな物をどの部屋で使ったのか、を書き出してみましょう。
例えば…
洗濯乾燥機で乾かした衣類を、洗面所で畳み各部屋のクローゼットへ持って行く。
↓
ファミリークローゼットが洗面所近くにあると便利かも。
せめて下着やタオルは洗面所に収納スペースがほしい!
出発前に仕事用かばんを自分の部屋に取りに行く。
↓
平日は毎日使う仕事用かばんは玄関に置き場があってもいい。
仕事道具を家で使わないなら、
部屋に置きに行く意味はあまりない!
子どもに朝食を食べさせている合間に、化粧などの身支度を洗面所でする。
(様子が見えるように、ダイニング近くに洗面所があってほしい。)
↓
ダイニング近くの洗面所に化粧品などを置きたい。
我が家では洗面鏡を利用してダイニングの様子が見えます!
子どもが小さいうちはとくにすごく役に立つ間取り!
こんな感じです。
ルール3:奥行を考える
間取りはおおよそ910mmを一つのモジュール(グリッド)として、マス目で仕切っていくことが多いです。
間取り図にかいてあるマス目だよ!
収納の場合ももれなく1マス分の単位で検討することが多いのですが、場所によっては1マス分の奥行が不要な収納場所も。
例えば書類を入れるためだけの棚に、1マス分の奥行必要でしょうか。
せっかくの収納スペースなのに
デッドスペースになってしまう…!
クローゼットの奥行については詳細をこちらにまとめています。
ぜひ一度ご覧になって、クローゼットの奥行を検討してくださいね!
このときに気を付けてほしいのが、有効寸法です。
間取り図は柱芯(柱の中央)での寸法です。
実際壁がたった時の空間寸法とは異なります。
下記投稿にて詳しくは解説しているので、ご覧くださいね!
ルールに従って間取りを検討したけど、もっと専門家の意見が聞きたい!なんて人がいたら、りこ夫婦にぜひお任せください。
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生活動線と収納を意識した間取りのまとめ
すっきりと常に片付いた家で暮らすことはとても快適です。
そのために収納について今一度見直してみましょう。
- 朝のスケジュールと実際の間取り図の紹介
- 間取りを検討するときの収納ルール
1.生活動線を考える
2.使う場所にしまえる収納を作る
3.奥行を考える
せっかく間取りを検討するのだから、収納についても熟考してくださいね。
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