正解は?窓の設置位置や高さ・方角の検討で快適な室内を!光熱費節約にも◎

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アイキャッチ:窓

間取り検討中は、新生活を想像してわくわくしますよね。
しかしこの間取り検討中に忘れがちな場所が…窓。

りこ

一歩間違うと、部屋が灼熱になったり
冷暖房の効きが悪くなったりします…!

逆に言えば、窓の位置を検討することで光熱費の節約ができます。
太陽の光をうまく利用できるお家づくりができるんですよ。

間取り検討中の方には、窓の位置だけでなく大きさや高さ、材質、しっかり検討してほしいのです。
窓について考えることは、快適な新生活を送るために大事なことですよ!

この記事のポイント
  • 窓の設置位置が大事な理由
  • 窓の設置を検討する際に気にしてほしいポイント

建築士で住宅設備アドバイザーの私、りこ(@rico_archi_myhome)が窓の設置について解説します。

目次

窓の設置位置(高さや大きさ)が大事な理由

景色の良い窓

お家づくりのときに窓の設置位置を検討することはとても大事なんです。
窓の位置や大きさで冷暖房効果や室内の心地よさが変わります。

窓は建物の中で熱の出入りが一番多い

開口部の熱の出入りは、お家全体に対して約58~73%です。
建物の中で熱の出入りが1番多いため、窓の大きさや性能はとても大事なんです。

りこ

壁や屋根の断熱性を上げたとしても
窓から熱が出入りしたら勿体ない!!

窓の位置は後から変更しにくい

窓の位置を変更するのは大変です。
耐震強度の問題で窓の設置が可能な場所が限られてしまう上、費用もかさみます。

住み始めてから「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないように、間取り検討のタイミングで窓の位置や高さなど考えましょう!

窓の位置や高さ検討で気を付けてほしいポイント

可愛らしい窓

では具体的にどのようなことに気を付けて窓の位置を検討したらよいでしょうか?

西側の窓:無くすか、できる限り小さくする

よく陽の入る窓

西側の日差しの特徴は、太陽の位置が低いことです。
これは夏だと夕方でも日差しが部屋の奥まで入り暑く眩しいですし、冬だと奥まで入るけど日射時間が短く部屋が暖まりにくいです。

また建具や床材などに日焼けが出来てしまうことも…。

りこ

西日は敵!と言われるのはこういうこと!

特別な理由がなければ西側の窓は無しで良いでしょう。

東側の窓:直射日光が入る大きな窓は避ける

寝室のベッドと窓

反対に東側の窓はどうでしょうか?

夏場は朝日がよく入るので「朝の日差しを浴びて起きられる♡」と思われがちです。

しかし夏は日の出とともに気温がどんどん上昇します。
ベッドの近くに窓を設けようなら「暑い!」と起きてしまうはめに。

寝室の東側の大きな窓はできる限り避けましょう。

南側の窓:大きく開口部を設ける

リビングの大きな窓

南側の窓は開口部を大きく作りましょう。
理由は太陽の位置に関係します。

四季を通して明るさが確保できる南側。
夏は太陽が高い位置に来ます。そのためしっかり明るさを取ることができるんです。
冬は太陽が低い位置に来ます。奥まで陽が差し込み部屋が暖まりやすくなりますよ。

りこ

庇(ひさし)の長さに注意して!

ひさしを長めにして日光を活かす

ひさしとは、窓やドアの上部に取り付けられた小さな屋根のようなものです。

ひさし
こんな感じ!

ひさしを長くすることで、南側の窓を活かすことができるのです。

ひさしは夏の直射日光が当たる部分を減らすことができます。
そして冬は太陽が低いので、ひさしがあっても太陽の光は差し込んでくれます。

せっかく大きい窓にしたのに、部屋の中が暑い…とならぬよう、ひさしの長さも検討しましょう。
ひさしではなく、軒の出の長さを調整するのもOK!
詳しくは軒の出オススメの長さは900mmの記事にて解説しています。

北側の窓:間取りと関連させて選ぶ

南ほどの明るさはないものの、一年を通して安定した明るさが確保できます。
南からの風の通り道にする、高窓にして部屋全体を拡散光で照らしたりするなど、間取りによって使い分けしましょう。

りこ

北側の窓これでいいのか不安!
なんて場合は、間取り相談承ります。

\間取りのセカンドオピニオン!/

窓ガラスの材質:遮熱ガラスと断熱ガラスの使い分け

窓ガラスの材質も使い分けると良いです。

りこ夫

遮熱ガラスと断熱ガラス、
違いは分かりますか?

遮熱ガラスとは、室外からの熱を遮る(内部に入れない)ようにするガラスです。
北・東・西は遮熱ガラスを使いましょう。

断熱ガラスとは、室内の熱を外に逃がさないようにするガラスです。
南側の窓ガラスはこの断熱ガラスにします。
外からの日差しの暖かさを取り入れることができ、室内の暖かさを外に逃がさない…
そうすることで冷暖房効果が高まり光熱費節約につながります。

遮断ガラスと断熱ガラスの使い分け

遮断ガラス:室外からの熱を内部に入れないようにする
→北・東・西側

断熱ガラス:室内の熱を外部に逃さないようにする
→南側

南側以外に素敵な風景があった場合

「西側に素敵な風景があるから窓がほしい」

「東側のこの風景が見えたらいいな」

なんて想いをお持ちの方もいると思います。

南側以外に素敵な風景があった場合は、ぜひ窓を作りましょう。
好きな風景が見えると、素晴らしい空間になりますよね。

りこ

この場合は、立地条件、向き、によって
ベストな窓の作り方は変わります。

\窓の設置で悩んだら…!/

窓の配置、サイズなどのご相談も可能です。
セカンドオピニオンとして、ぜひりこ夫婦にご相談くださいね!

まとめ:窓の位置・高さの正解は方角次第

開放感のある窓

間取り検討中には、窓のことも忘れず検討してくださいね!

この記事で解説したこと
  • 窓の設置位置が大事な理由
    窓は建物の中で一番熱の出入りが多いからです。
    後から位置を変更することは難しいので、間取り検討中に考えましょう。
  • 窓の設置を検討する際に気にしてほしいポイント
    北、東、西の窓はできる限り小さくしましょう。
    南側は大きい開口部の断熱ガラスの窓で、ひさしをしっかり長めにとってください。

間取り検討中に「他のプロの意見も聞きたい!」と思ったら、りこ夫婦の間取り相談へぜひ!

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りこ

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