キッチンの悩みによくある、
人工大理石?ステンレス?どっちを選べばいい?
これ悩む方非常に多いです。
お客様でも悩む方が非常に多い!
悩む気持ちよく分かります。
悩んで決められないなら、ステンレスがベターです。
その理由は素材の違いによる人工大理石のデメリットが大きいから。
とは言え、人工大理石を選ぶにしても素材のデメリットを補う加工のものを選ぶというのも1つです。
素材のメリット・デメリットを理解しておかないと
入居後に「うちには合わなかった!」ってことも。
この記事では人工大理石とステンレス、それぞれの素材のメリット・デメリットを解説します。
これを理解できれば、入居後に後悔しないキッチンを選ぶことができます!
- 人工大理石のメリット・デメリット
- ステンレスのメリット・デメリット
- 私がステンレスの方がベターだと言える理由
建築士で住宅設備アドバイザーの私、りこ(@rico_archi_myhome)が色々なキッチンを見てきたからこそ解説できる内容です!
人工大理石キッチンのメリット
人工大理石キッチンのメリットは
- 傷や水垢汚れが目立たない
- インテリアに馴染む
- 熱や衝撃に強い
という3点です。
1つずつ具体的に解説します。
傷や水垢汚れが目立たない
傷や水垢汚れが目立たないのは、人工大理石キッチンの一番のメリットだと考えていいです。
お皿を引きずって小傷ができるなど、キッチンの作業で傷は付きやすいもの。
またキッチンでは水も扱うので、水垢だってできやすいですね。
傷や水垢が目立たないのは嬉しいよね♡
水垢やカルキは固まると白くなるので、ステンレスよりも白い人工大理石の方が目立たないのです。
…ということは、
黒いカウンターにすると水垢はとても目立つ!
これ要注意です!
インテリアに馴染む
アイランド・ペニンシュラキッチンが人気だからこそ、キッチンの色はインテリアに影響します。
リビング・ダイニングからキッチンが見えるので
明るいカラーの人工大理石は馴染む!
カラーバリエーションも豊富なので、気に入る色が見つかりますよ。
衝撃に強い
多少の衝撃は問題ないです。
硬いものを落としても割れたり欠けたりしにくいのが特徴。
ステンレスの場合は衝撃で凹むこともあります。
人工大理石はステンレスよりも衝撃に強い!
人工大理石キッチンのデメリット
人工大理石のデメリットは
- すぐに着色してしまう
- 衝撃で食器が割れてしまう
- 人工大理石が割れると全取り替え
という3点です。
こちらも1つずつ詳しく解説します。
すぐに着色してしまう
コーヒーや紅茶、キムチなどの色の強いものはすぐに色がつきます。
調理器具や食事後の食器を置くときは要注意です。
カレーやケチャップも気を遣う…
こすれば汚れは落ちるのですが、放置するとどんどん着色が目立ちます。
毎回きっちり綺麗に掃除しましょう。
衝撃で食器が割れてしまう
メリットで「衝撃に強い」とお伝えしましたが、食器を落としたときは食器が割れやすいです。
ステンレスには「粘り」があるので食器を落としても割れにくいのですが、人工大理石は硬さがあるので衝撃で食器が割れやすいです。
食器の取り扱いには気を付けて!
人工大理石が割れると全取り替え
絶対注意してほしい最大のデメリットが人工大理石キッチンが割れると全取り替えです。
補修ができない!
だからシンクもカウンターも全取り替えするしかない。
例えば、加熱したフライパンを直に置いたり、ドライアイスを捨てようと直に置いたり…
ついついやってしまいがちなことで、割れてしまうリスクがあります。
私もお仕事で全取り替えになったお客様を見てきました。
費用も高いのでショックが大きいです。
ステンレスキッチンのメリット
人工大理石について理解できましたか?
次にステンレスについて解説します。
ステンレスのメリットとして、
- 着色しにくい
- 耐久性が高い
この2点について詳しく解説します。
着色しにくい
人工大理石と比べて着色しにくいです。
お皿をシンクに溜めちゃったり、子どもの相手をしてお皿洗いが遅くなっちゃったりしても安心です。
シンクやカウンターについても拭く・擦るで簡単に汚れが落ちます。
子どもの相手をしながら
「早く綺麗にしないと着色しちゃう!」と
焦らなくて済むよ♪
耐久性が高い
経年劣化も少なく耐久性が高いです。
人工大理石のように割れることはありません。
汚れはクリームクレンザーなどで擦ることが可能で、扱いやすいですよ。
※どんな住宅設備でも取扱説明書を読んで、掃除道具は選んでください
ステンレスキッチンのデメリット
次にデメリット
- 水垢や小傷が目立ってしまう
- 衝撃に弱いので凹んでしまう
の2点を解説します。
水垢や小傷が目立ってしまう
人工大理石よりも、水垢や小傷が目立ちやすいです。
水垢は白く固まるので、白っぽい人工大理石よりも金属色のステンレスの方が目立ってしまうのです。
そして何より後悔しているのが小傷が目立つところです。
衝撃に弱いのでへこんでしまう
硬いものを落としてしまうと、ステンレスが凹んでしまいます。
トマト缶のような缶詰でも
凹むことはあるので注意!
鍋の蓋、重たいストウブ、ル・クルーゼ…
このあたりも気を付けてください!
キッチンはどっちにする?人工大理石とステンレスの違い
人工大理石とステンレスの素材による違いは理解していただけましたか。
人工大理石 | ステンレス | |
---|---|---|
メリット | ・インテリアに馴染む ・衝撃に強い | ・傷や水垢が目立たない・耐久性が高い | ・着色しにくい
デメリット | ・食器が割れやすい ・割れると全取り替え | ・着色しやすい・衝撃に弱く凹みやすい | ・傷や水垢が目立つ
人工大理石のほうがメリットは多いし、やはりインテリアに馴染む点では人気も高いです。
知らなかった!では済まされない。
ドライアイスや熱いフライパンなど
気を付けて取り扱えばリスクも減ります。
また人工大理石にも油をはじくなどの加工をされているものもあります。
生活スタイルを考えて加工は取り入れてくださいね。
私がステンレスの方がベターと思うのは、人工大理石の全取り替えのリスクが大きいからです。
全取り替えのリスクが気になる方にはステンレスをおすすめします。
ステンレスを導入する際は防汚加工がされたものを選ぶとより良いです。
子育てに追われて家事がバタバタしがちなら
ステンレスにするのも◎
衝撃に強い人工大理石はカウンターとして採用し、着色に強いステンレスはシンクとして採用するという組み合わせの方法もあります。
素材について理解したうえで、生活スタイルを考慮したキッチン選びをしましょう。
人工大理石とステンレスキッチンのまとめ
人工大理石とステンレスの素材の違い、メリット・デメリットは理解していただけましたか。
毎日使うキッチンなので納得のいく選択をするためにも、とくにデメリットは理解していただきたいです。
- 人工大理石のメリット・デメリット
○傷や水垢が目立たない
○インテリアに馴染む
○衝撃に強い
×着色しやすい
×食器が割れやすい
×割れると全取り替え - ステンレスのメリット・デメリット
○着色しにくい
○耐久性が高い
×傷や水垢が目立つ
×衝撃に弱く凹みやすい - 私がステンレスの方がベターだと言える理由
→人工大理石は割れると全取り替えだから
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間取り相談と一緒に、キッチンの選び方など住宅設備についてもご相談可能ですよ。
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素敵なキッチンにしたいけど間取りが厳しい…
その場合はセパレートキッチンがおすすめです。
こちらの記事で解説しているので、後悔しないキッチンづくりをしたい方は必見です。
キッチンの素材だけでなく、洗面ボウルの素材にも違いがあります。
人工大理石と陶器の洗面ボウル、掃除方法などお手入れの仕方も理解して選びましょう。
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