最近、Instagramで見かける海外製食洗機。
ドイツやスウェーデンなどのヨーロッパの食洗機を検討している人も多いです。
海外製食洗機と国内メーカーの食洗機の違いは?
デメリットってあるの?
海外の環境に合わせた仕様になっているのが
国内メーカーの食洗機との大きな違いなのです!
海外製の食洗機が人気だから~と憧れで採用してしまうと、使い始めてから後悔してしまう可能性も。
国内メーカーとの違いを理解してから採用しましょう。
- 海外製と国内メーカの食洗機の違い
- 海外製食洗機のメーカーごとの値段
- 海外製食洗機を採用する時の注意点
建築士で住宅設備アドバイザーの私、りこ(@rico_archi_myhome)が海外製食洗機のデメリットについても解説します。
メリットもデメリットもある海外製食洗機、まずは国内メーカーとの違いを理解しましょう。
海外製食洗機は海外の環境に合わせた仕様
海外と日本では環境が違います。
気温や湿度はもちろん、
水道代や食器洗いの回数、
そのような違いも食洗機の仕様に反映されています!
Instagramで見かけるから、人気で憧れるから、という理由で選ぶのは待ってください。
海外製食洗機は海外の環境に合わせた仕様になっています。
海外製と国内メーカーの食洗機の比較
海外製食洗機と国内メーカー食洗機の違いとして
- 容量
- 洗浄力
- 乾燥機能
- 価格
この4点を比較します。
海外製は9人分と容量大きめ
海外製の食洗機と国内メーカーの食洗機は同じサイズでも容量が違います。
容量の違い(45cmモデルでの比較)
海外:9人分
日本:6人分
海外では1日分の食器を1回でまとめて洗います。
容量が大きいのは、一気にたくさんの食器が入るようにしているため。
日本では毎食こまめに洗う習慣があるので、海外製ほど容量を大きくする必要がありません。
海外製食洗機は洗浄力が高い
海外と日本では水道料金にも違いがあります。
海外の方が日本よりも水道料金が高く、そのため海外では予洗いの習慣がありません。
洗浄力の違い
海外:予洗い習慣なし、1日分をまとめて洗う→洗浄力が高い
日本:予洗い習慣あり、毎食ごとに洗う傾向→洗浄力は海外に劣る
高温でしっかり洗うモードや
プラスチック向けに低音で洗うモードなど、
国内メーカーより洗浄モードが多いよ!
日本では予洗いする人が多いため、洗浄力は海外製品に比べると劣ります。
国内メーカーは乾燥モードのみもOK
日本は湿度が高いので、お皿の乾燥はしっかり乾燥させることを好む人が多いのです。
しかし海外は日本よりも乾燥気候。
そのためお皿は勝手に乾いてくれるものなのです。
乾燥モードの違い
海外:乾燥気候→予熱乾燥のみ
日本:湿潤気候→しっかり乾燥
さらに中には二度拭きの手間が出るケースもあります。
湿潤気候の日本だからこそ
国内製食洗機は乾燥モードだけを
利用することができるんだ!
そうなの!
なので海外製食洗機は
乾燥モードだけを使うことはできないよ。
海外製は国内メーカーより高い
海外製食洗機は容量も大きく洗浄力も高いです。
しかし国内メーカーと比べると価格が高いのは最大のデメリットです。
希望小売価格での比較
海外:35〜85万円
日本:20〜35万円
容量と洗浄力の高さを優先するか、乾燥機能と価格を優先するかは、家族構成やライフスタイル次第。
みんな採用しているから〜ではなく、
乾燥機能や価格にデメリットがあることを理解した上で
海外製食洗機の採用を決断してほしい!
海外製食洗機もメーカーで値段が違う
海外製食洗機の価格は35~80万円と説明しましたとおり、メーカーによって差があります。
メーカー | 価格 | |
---|---|---|
ミーレ | 約35~80万円 | 高い |
ガゲナウ | 約39~73万円 | ↑ |
AEG | 約31~42万円 | ↕ |
ASKO | 約30~43万円 | ↓ |
ボッシュ | 約27~40万円 | 安い |
人気のミーレは金額がエグい!
食洗機は妥協できない!だけど全体的にコストが上がってしまった…なんて場合は、他の住宅設備も見直してみましょう。
海外製の食洗機を採用するときの注意点
デメリットや価格に納得したので、海外製食洗機を採用!
と簡単に決められないのが現実です。
カタログ外の食洗機の場合は
建築会社によって対応が異なるよ。
トラブル防止の観点から断っている会社も。
一度確認しましょう!
他にもデザイン面や隣接する扉に制限が出てしまう場合もあります。
カタログ外のビルトイン食洗機を別手配する際の注意点をよく読んで、事前にキッチン全体の仕上がりをイメージしてから採用しましょう。
海外製食洗機のまとめ
容量と洗浄力面では国内メーカーよりメリットの多い海外製食洗機。
乾燥モードが劣るので、ライフスタイルにより必要な機能はどれかを考えて、採用を決めてくださいね。
- 海外製と国内メーカーの食洗機の違い
- 容量 海外製:9人分 日本:6人分
- 洗浄力 海外製 > 日本
- 乾燥力 海外製 < 日本
- 価格 海外製 > 日本
- 海外製食洗機のメーカーごとの値段
- 海外製食洗機を採用するときの注意点
食洗機だけでなく住宅設備はショールームで見学・体感することができます。
ショールーム見学前にこちらの記事を読んで、事前準備をしましょう。
より良いキッチンにするために、冷蔵庫の位置にもこだわってみましょう。
おすすめはダイニング近くです。記事で詳しく解説しています。
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