サッシの寸法図面の読み方！サイズ呼称を読み取って窓の大きさを理解しよう

お家の平面図にあるこの記号、読み方は分かりますか？

窓サッシの種類やサイズについて表記している記号ですが、種類はまだしも、サイズ・寸法が分かりにくいですよね。

そんな分かりにくい窓サッシの寸法の読み方をこの記事では分かりやすく解説します。

建築士夫婦の間取り相談×住設コーディネーターとして活躍中！りこ(@rico_archi_myhome)がみなさんにも理解してもらえるよう、詳しく説明します。

窓サッシ図面の読み方

窓サッシの図面表記の仕方は、工務店やハウスメーカーにより少し異なります。
今回はよくある記載のこちらを使って説明します。

この記号から、窓サッシの大きさと高さが分かりますよ。

サッシの大きさは5桁の数字で分かる

まずはサッシの大きさから。大きさはこの2段目の表記から分かります。

画像の場合06920のうち
最初の3桁：069が横幅の69cm
後ろの2桁：20が高さの200cm(0を1つ付け足す)
このような大きさであることを表しています。

3桁＋2桁に分けて考えるだけなので簡単ですね。
※サッシサイズによっては３桁＋３桁もあります！

サッシの取り付け高さ

次にサッシの取り付け高さ。これは3段目の表記から分かります。

画像の場合1FL＋2000は
＋より前：1FLは1階の床面から
＋の後ろ：2000が「サッシ上端の高さがある位置は2000mm(200cm)」の意味
このような取り付け高さであることを表しています。

＋の前後で、基準となる部分とサッシ上端の高さに分けて考えればOKです。

このサッシの寸法は？図面から読み取ってみよう

では問題です！
このサッシ記号はどのような大きさの窓でしょう？

正解できましたか？
分からなければ再度、窓サッシ図面の読み方を見てくださいね。

サッシの寸法を図面から読み取れるメリット

サッシの寸法を図面から読み取れるとどのようなメリットがあるでしょうか？

例えば

• 照明を検討したり
• トイレや脱衣所に設けた窓の視線を想像したり
• 置きたいものとサッシの高さが干渉しないか考えたり

と家での生活を想像して家具や照明を検討することができるようになります。

照明を検討する材料になる

お部屋につける照明、光色や明るさを考えて購入したいですよね。
窓からどのくらい明るさを取り込めるかによって、つける照明の明るさも変わってきます。

大きくて高さもある窓サッシであれば、明るさを十分に取り込むことができます。
逆に小さくて低い位置の窓サッシであれば、あまり明るさには期待ができません。

どこにどんな照明をつけようかな？と検討するときに、窓サッシの寸法を図面から読み取ることができたら、より具体的に照明器具を探すことができますよ。

トイレや脱衣所の視線は気にならないか想像ができる

トイレや脱衣所に明るさを取り込みたくて窓をつけたものの…

外からの視線が大丈夫か心配になってきた。

こんなことも起こり得ます。そんなときに窓サッシの寸法が分かれば、「この高さなら大丈夫！」と安心できるものです。

もちろんそれでも不安になることもありますよね。
そんな場合は、りこ夫婦の間取り相談も検討してみてくださいね！

＼間取りのセカンドオピニオン！／

置きたいものとサッシの高さが干渉しないか考えられる

「窓の下にこの棚を置きたい！」「ここの窓は床から高さがあるから何か置けそう」
そんなとき具体的な数値が分かると、窓サッシと干渉せずに棚などを購入することができます。

寸法を図面から読み取ることができたら、お家が完成する前に買ってしまいたい大きめの棚だって買えちゃうんです。

サッシの寸法図面の読み方まとめ

初見では「何だ？この記号」となってしまうサッシの寸法表記ですが、実は読み方は難しくないんです。
読み取れると事前準備も捗るので、ぜひ読み方をマスターしてくださいね。

窓サッシの大きさで悩んだら、建築士りこ夫婦の間取り相談を検討してください。
素敵なお家づくりのためにセカンドオピニオンとして、寄り添いますよ。

＼後悔しないお家作りのために！／

サッシは大きさだけでなく素材も大事です。
素材の違いを知らないと家の中が結露して大変なことに…。

窓から明るさを取り込むなら、軒の出にもこだわって欲しいです。
軒の出は900がおすすめ。その理由を解説しています。