浄水器の間違った使い方！カートリッジにはお湯がNGな理由と注意点

浄水器を使うとき、水の温度を気にしていますか？
何も気にせず、浄水器からお湯を出している人はいませんか？

カートリッジタイプの浄水器にお湯を通している場合、浄水なのに不純物の多い水を飲んでいる可能性があります。
浄水器にお湯を通していた人、浄水器の使い方に自信がない人はぜひこの記事で勉強してください。

建築士夫婦の間取り相談×住設コーディネーターとして活躍中！りこ(@rico_archi_myhome)が知らない人も多い浄水器の使い方について教えます。

浄水器にお湯がNGな理由

まずは浄水器にお湯がNGな理由。
それはカートリッジ内部の活性炭が膨張することによるのです。

つまり水道水を出しているのと同じになってしまうんです。

LIXIL「水栓金具｜浄水戦の選び方」＜https://www.lixil.co.jp/lineup/faucet/hint/w_purification.htm＞

このタイプの浄水器の場合は、お湯を通すとカートリッジ内部の活性炭が膨張して不純物が出てきます。
お湯でなく水を使うようにしてください。

ちなみに、このタイプでない浄水器の場合は例外もあります。
ビルトイン浄水器の場合と、お湯対応のカートリッジの場合について説明します。

ビルトイン浄水器の場合

本体をシンク下に収納している浄水器をビルトイン浄水器といいます。
このビルトイン浄水器の場合は、勝手にお湯から水に切り替わるタイプもあります。

うっかりお湯を出してしまうことがないので安心ですね。

お湯対応のカートリッジの場合

お湯対応のカートリッジというものも存在します。
が！ほとんどの商品が35℃までしか対応していないのです。

こちらもビルトイン浄水器と同じく取扱説明書を確認しましょう。

お湯がNGな浄水器一体形水栓の注意点

浄水器一体型水栓で浄水を出す場合は下記のことに気をつけましょう。

水からお湯に切り替えて使う

浄水器一体型水栓で浄水を出す場合は、必ずお水側へハンドルを回しましょう。
お湯と水の中間だと少しお湯が混ざってしまうので、水側までしっかりと切り替えてください。

間違ってお湯を使ったら水をしばらく流す

間違ってお湯を出してしまった！どうしよう…

すぐに水に切り替えて、しばらく流してください。
カートリッジ内を冷やす目的です。

お湯→水が面倒ならビルトイン浄水器を検討する

お湯から水に毎回切り替えるのが面倒であれば、ビルトイン浄水器を検討してみましょう。

各キッチンのメリット・デメリットを書いた記事もあります。
参考にしてくださいね。

浄水の使い方にも注意する

浄水器にお湯がNGな理由と注意点を理解すればOK！というわけではないんです。
浄水の使い方にも気を付けてください。

加湿器や製氷に利用しない

加湿器のタンクや冷蔵庫の製氷タンクに浄水を入れていませんか？
その使い方はNGです。
理由は塩素がなくなっているので、カビたり雑菌が繁殖したりしやすくなるからです。

飲んだり料理に利用したりするには安全の浄水。
ですが、すぐに使い切らない加湿器や製氷の場合は利用しないでくださいね。

カートリッジの交換を忘れない

浄水器のカートリッジには使用期間があります。
記載されている期間を守って、交換を忘れないようにしましょう。

浄水効果を得るためにも正しい浄水器の使い方を

浄水器にお湯を通してしまうと、カートリッジ内部の活性炭が膨張してしまいます。
結果、不純物を含んだ水となってしまうので、必ずお水を使うようにしましょう。

うっかりお湯を出してしまいそう、切り替えが面倒、ならばビルトイン浄水器がオススメ。
今から家を建てる・キッチンをリフォーム予定であれば、検討してみてくださいね。

知らない人も多いキッチンの注意点もう1つ！
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